車椅子の介助をする際の注意点
2026/10/19
車椅子の介助をする際の注意点
歩行や姿勢の維持が難しい方にとって、車椅子は欠かせない物であり、移動の際の重要な道具でもあります。さらに、適切な介助を行うことで、車椅子使用者の行動範囲はぐっと広がり、生活をもっと楽しめるようになるでしょう。
車椅子使用者を介助しつにあたって、知っておきたい注意点をご紹介します。
3つのチェックポイント
ブレーキはきくか
ブレーキのききが悪いと事故が起きる可能性もありますので、利用する前にしっかりブレーキがきくかどうか状態を確認してください。
タイヤの状態は良好か
タイヤの空気が入っていない状態で車椅子を使用すると、タイヤがパンクして動かなくなったり、ブレーキのききに影響したりします。タイヤを親指でぐっと押してへこむようなら、空気を入れてから使いましょう。
破損している部位はないか
背もたれやひじ掛け、座面に破損がないかを確認します。フットサポートの状態や作動状況などをチェックし、ねじのゆるみや全体的な歪みがないかも点検しましょう。
車椅子使用者を介助する際の注意事項
手足を車椅子に巻き込まなうようにする
上半身の安定性に欠ける方は、手がタイヤに巻き込まれてしまう危険があります。また、足をフットサポートに乗せておくのが難しい方は、足が地面とタイヤの間に挟まるのを防がなくてはなりません。車椅子を押しているあいだは、前方や後方に注意するとともの、車椅子の使用者の手や足の位置にも気を配る必要があります。
お尻の床ずれに注意する
車椅子に長時間同じ姿勢をとって座っていると、体の同じ部位に圧力がかかり続けるため、皮膚組織が壊死する床ずれ(褥瘡)ができる可能性があります。車椅子使用者の身体に合った車椅子用のクッションを使ったり、定期的に体を動かすのを手伝ったりといった方法で、適度に体圧を分散させましょう。
声掛けを忘れない
下り坂や段差では、いったん車椅子をとめたり、後ろ向きにしたりと、通常とは異なる動きをしなくてはなりません。動きを変更する際は、車椅子使用者が不安にならないよう、『段差があるので方向をかえますね』『下り坂はゆっくりすすみましょうね』など声掛けをすると良いでしょう。
人混みでは周囲にも気を配る
人が多い場所では、車椅子が周囲にぶつかり、トラブルや怪我の原因になる事があります。車椅子使用者に気を配るのはもちろんですが、周囲の方の動きにも目を向けながら落ち着いて操作し、できるだけ早く広い場所へ移動しましょう。