暑熱順化

暑い日が続き、今年の夏も猛暑が予想されています。暑熱順化を心掛け熱中症対策をおこなってください。

 

暑熱順化について

暑熱順化とは、体が暑さに慣れる事です。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて（暑熱順化）いきます。

暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。

日常生活の中で運動や入浴をすることで汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。

 

暑さを避ける・身を守る

屋内では

・扇風機やエアコンで温度を調節

・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用

・室温をこまめに確認

屋外では

・日傘や帽子の着用、日陰の利用、こまめな休憩

・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ避ける

からだの蓄熱をさけるために

・通気性のよい吸湿性、速乾性のある衣服を着用

・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす

 

こまめに水分補給をする

室内でも屋外でも、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分・塩分、スポーツドリンク等を補給しましょう。

 

特に注意したい方々

・子ども　　体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があります。

 

・高齢者　　熱中症患者のおよそ半数以上は６５歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機やからだの調整機能も低下しているので注意が必要です。

 

・障害のある方　　自ら症状を訴えられない場合があるため、特に配慮しましょう。