もし被災したら
2024/12/24
もしも被災したら
令和6年1月1日に発生した能登半島地震からまもなく1年が経ちます。
日頃からの防災対策や用品の準備はおこなっていますか?
震災等が発生した時、避難所に向かう方も多くおります。
避難所では様々な問題や課題点がまだまだ多いです。ここでは能登半島地震時の避難所での問題点、課題点を掲載します。
避難所の問題点
「日本の避難所は、アフリカ・ソマリアの難民キャンプ以下」
『スフィア基準』(地域紛争による難民問題に対応するために作られた国際基準)
・避難所の居住空間は最低限一人当たり3.5平方メートル
・適切なプライバシーと安全が確保され、覆いがある。
・最適な快適温度、喚起と保護を提供する
・トイレの数は男女比で1:3を推奨・・・等
日本の避難所は基準に達していない場所が多い
・寝返りを打つのも難しいような狭いスペース
・プライバシーがない中で女性は着替えることもままならない
・トイレは汚くて悪臭がひどい。行かずに済むように飲み食いを極力抑えてしまう。
・車中泊を選ぶしかなく、身体を伸ばして寝る事が出来ない・・・等
↓
脱水症状、熱中症、感染症、生活不活発病(エコノミー症候群)等につながっていく
避難所における様々な課題
【不安】
・どの情報が最新なのかわからないことからの混乱
・盗難、治安の問題
・ひっきりなしの人の出入り
・来訪者(人捜し、ボランティア)への対応
・マスコミ、取材対応の問題
【集団生活の問題】
・プライバシーの確保
・避難所運営のイニシアチブ問題
・救護物資分配、個人所有物持込に不随するトラブル
・ペットの持込
・福祉的援助を必要とする方への配慮
・女性への配慮
・アレルギー等配給食時の問題
・うわさや偏見によるトラブル
【衛生上の問題】
・快適な温度を保つことの難しさ
・トイレの衛生面、使いずらさ
・生活、食事、就寝が同じ空間
・ゴミや埃の対応
・感染症の発生
・健康の維持をどう行うか(生活不活発病対策)