疥癬と感染予防策
2024/11/25
疥癬と感染予防策
疥癬とは
ヒトの皮膚角質層に寄生するヒゼンダニの感染により発症しヒゼンダニの虫体、糞、脱皮殻などに対するアレルギー反応による皮膚病変と搔痒を主症状とする感染症です。
ヒゼンダニの寄生数により、通常疥癬と角化型疥癬の2種類にわかれ、角化型疥癬は感染する力が非常に高いとされています。
潜伏期間(症状が無い時期)・・・約1~2カ月
(角化型疥癬は7日前後)
感染経路
ほとんどの場合、直接肌と肌が長時間接触することにより感染します。シーツや布団の共有でも感染することがあります。
角化型疥癬の場合、剥がれた皮膚にもヒゼンダニが無数に含まれており、感染が拡大することがあります。
感染予防策
・かゆみ(特に夜間)や皮膚の変化がないか、皮膚・症状を観察しましょう。
・症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
・通常疥癬も角化型疥癬も、治療を受ければ治る疾患です。医師の指示に従い、飲み薬・塗り薬を使用しましょう。
・手洗いの徹底を図りましょう。