身の回りで起こり得る災害シナリオと被害の様相
2022/08/08
災害はいつ、どこで起きるかわかりません。日頃から最悪の状況を想定して備えを行うことも大切です。
身の回りで起こり得る被害の様相
インフラ・ライフラインの復旧に向けた動き
発災後当面の間は、ライフラインの途絶や公共交通機関の寸断など、身の回りの生活環境
に大きな支障が生じるとともに被害が甚大な場合は、その復旧が長期化するおそれがあり
ます。
救出救助機関等による応急対策活動の展開
建物倒壊などにより至るところで道路が閉塞し、救出救助部隊や被災者が必要とする物資
の円滑な移動が困難を極め、消化・救助活動や被災地支援が遅滞し、長期化する恐れがあ
ります。
避難所での避難生活
避難所では、発生直後から多くの被災者が殺到し、避難所運営が混乱するだけでなく、物
資の不足やトイレの衛生環境の悪化、プライバシーの確保や避難者間のトラブルなど様々
な課題が発生する可能性があります。
住み慣れた自宅等での避難生活
建物に大きな被害がなくても、家具や家電製品等が転倒・移動し、下敷きになったり、人
に衝突する可能性があります。また、排水管など建物内の設備の損傷等により、トイレや
エレベーターが長期間に渡り使用できなくなる可能性があります。
帰宅困難者をとりまく状況
携帯電話の不通などにより家族の安全が確保できず、多くの人が自宅等に帰ろうとします
が、道路の閉塞や延焼火災、余震による看板の落下等が至るところで発生し、帰宅困難者
自身の安全確保にも重大な支障が生じる可能性があります。