腰痛予防
2023/10/09
腰痛になると日常生活に支障がきたす恐れがあります。
腰痛予防について
介護職に腰痛持ちが多い5つの原因とは
★腰に負担がかかりやすい姿勢と動作
・前かがみ・中腰
排泄介助、体位交換、シーツ交換などの際に多い姿勢。
・腰の捻り・無理な姿勢
食事介助、入浴介助などの際にすることが多い動作。
・長時間同じ体勢
入浴介助などで腰に負担のかかる姿勢を長時間する。
・持ち上げる
起き上がり、移乗介助などで利用者を持ち上げる際の動作。
・長時間の立ち仕事
休憩時間が少なく、立っていることが多い。
★特に腰痛が起こりやすい作業
・入浴介助
・移乗介助
・トイレ介助
・排泄介助
・体位交換
どの作業も腰に負担がかかる姿勢が含まれます。
長時間同じ姿勢で作業をしていて、急に動きを変えようとする際は特に腰を
痛めやすく危険です。また、筋肉に疲労がたまると慢性的な痛みを感じるよ
うになってしまいます。
さらに、長期的に腰へ負担をかけ続けると何気ない動作でギックリ腰を引き
起こしてしまう原因にもなります。腰痛は一度なってしまうとなかなか治ら
ないため、腰痛にならないように予防することが大切です。
腰痛予防のポイント
・正しい姿勢を保つ
・ボディメカニクスの技術を身に着ける
・介助前の声掛け
・自分の力だけでなく福祉用具・機器をうまく活用する
・利用者の自宅に合わせた福祉用具・危機を選ぶ
・しっかりと休息をとる
・疲労を蓄積させない
・ストレッチをする
★ボディメカニクスとは・・・
人間が動作するときに骨や筋肉、関節が相互にどのようにさようするかと
いった力学的関係を活用したもので、最小限の力で身体介助をすることが
可能になる技術。介助する側・される側どちらも身体的な負担を軽減する
ことができます。
腰痛予防におすすめストレッチ
〈腰のストレッチ〉
- 仰向けで床に横になります
- 左膝を90度に曲げて右側に倒し腰をねじります
- 右手で左膝を上から下に軽く押さえます
- 左肩が浮かないように顔は左に向けましょう
- このままゆっくりと呼吸をしながら20秒ほどキープします
- 反対側も同様に左右交互に3会ずつおこないましょう