合理的配慮(肢体不自由・重症心身障害・知的障害)
2025/03/24
合理的配慮(肢体不自由・重症心身障害・知的障害)
合理的配慮とは・・・
合理的配慮は、障害のある方から、社会的障壁(障害のある方が日常生活や社会生活を送る上で、支障となる事柄)を取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応することが求められるものです。重すぎる負担があるときでも、障害のある方に、なぜ負担が重すぎるのか理由を説明し、別にやり方を提案することも含め、話し合い、理解を得るよう努めることが大切です。
肢体不自由のある方
肢体不自由とは、四肢(手や足)又は体幹(胴体)や顔に何らかの障害があることをいいます。
人により、障害の部位、不自由の程度、原因はさまざまで、右手・右半身だけ、あるいは両足、さらには全身の運動・動作が不自由という場合もあります。身体の片側が麻痺しているため、バランスが悪く常に転倒の危険性がある方、全身に障害があるため、姿勢の保持が困難な方もいます。
肢体不自由の方への対応・配慮
◆手の不自由な方
食事の際に、箸よりもスプーンやフォークを望む場合がありますので、配慮してください。文字を書いたりお金の扱いなどの細かな手先の作業は難しい面があるので配慮してください。
◆足の不自由な方
バスや電車などの乗り物に乗り降りする人を見かけたら、運転手に一声かけたり、安全な乗車のサポートをしてください。
◆車椅子を使用している方
車椅子は、それを使う人の足です。身体の一部であると認識し、最低限のエチケットを守ってサポートしてください。
重症心身障害のある方
重症心身障害とは、自分で身体を動かすことが難しい重度の障害の肢体不自由と、年齢に相応した知的発達が見られない重度の知的障害が重複していることをいいます。ほとんど寝たままで自力では起き上がれない状態の方が多く、移動や食事、着替え、洗面、トイレ、入浴等が自力では困難なため、日常のさまざまな場面で介助者が必要です。
また、重症心身障害と合わせて、常に医学的管理下でなければ呼吸をすることや栄養を摂ることが困難な医療的ケアが必要な方もいます。
重度心身障害のある方への対応・配慮
◆人口呼吸器などを装着して専用の車椅子で移動する方もいますので、電車やバスの乗降時等において、周囲の人が手伝って車椅子を持ち上げる等の配慮をしてください。
◆人口呼吸器や医療機器からのアラーム音などが鳴っている場合は、速やかに介助者に知らせてください。
◆言語でのコミュニケーションが困難だったりする方もいますが、手足の動き、表情等で自分の意思を表現することも可能ですので必ず意思確認をしてください。
知的障害のある方
知的障害とは、脳の機能障害により、認知能力(理解・判断・思考・記憶・知覚等)が全般的に同世代の人たちうと比較して遅れている状態のことをいいます。知的障害は、出生後比較的に早い時期から特徴が現れることが多いです。障害の状態はさまざまで、一人で行動できる人、支援者と行動をともにしている人など個人差があります。
◆話しをするとき
話しかけるときは、なるべく簡単に、短く、明確な言葉で話をしてください。
抽象的な表現を避け、具体的な表現をいてください。ゆっくりとした口調で穏やかに話しかけてください。言葉で聞くよりも目で見て理解することが特異な方が多いので、絵や写真等を使って説明してもらうと理解しやすいことがあります。
子ども扱いせずに、その方の年齢に応じた対応をしてください。支援者が一緒にいても、必ず本人の意思を確認してください。
