感染症対策について
2023/07/10
新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類感染症から5類感染症になり、感染者が増加傾向にあります。
基礎疾患などを持つ方は、特にお気をつけてお過ごしください。
感染経路とは
ウイルス等の感染経路には、主に空気感染・飛沫感染・接触感染がある。
・空気感染…咳やくしゃみ、会話をした際に口や鼻から飛沫した病原体が空中を浮遊し、同じ空間にいる人が病原体を吸い込んで感染。
予防策として、職員は高性能マスク(N95マスク等)を着用。十分な換気等。
・飛沫感染…大きな粒子を介する感染で飛沫は1m程度で落下し空気中を浮遊し続けない。咳やくしゃみ、会話をした際に口や鼻から飛沫した病原体を近くにいる人が吸い込み感染。
予防策として、利用者・マスクの着用を徹底。十分な換気。環境における共有部分の消毒。3蜜の回避等。
・接触感染…感染している人との接触や、病原体に汚染されている物を触ることで感染する。病原体が付いた手で、目や鼻・口・傷口等を触ることで病原体が体内に侵入して感染。
予防策として、こまめな手洗いや手指消毒。ケアの際には手袋等の個人防
護具を着用等。
感染対策の基本
・病原体(感染源)の排除
感染源となる可能性(嘔吐物、排泄物、血液、体液(汗を除く)等)を除去。
・感染経路の遮断
ウイルスを持ち込まない、ウイルスを持ち出さない、ウイルスを拡げない。
・宿主の抵抗力の向上
日頃から十分な栄養や睡眠をとる。予防接種によりあらかじめ免疫を得ておく。
感染症対策として
・手洗い等の手指衛生
手洗い手順…
- 流水で汚れを落とす
- 手の平と手の平でこすりよく泡立てる(15秒以上)
- 手の甲を片方の手でこすり洗う
- 指を組んで両方の指の間をこすり洗う
- 親指は片方の手で包み込んでこすり洗う
- 他の指先は手の平でこすり洗う
- 手首を掴んでこすり洗う
- 流水ですすぎ水気を拭き取る(ペーパータオル、清潔なタオル等)
・体調の悪いときは無理をせずに
体がだるい、熱がある、喉に違和感がある等いつもと体調が異なる時は抗原定性検査キットでセルフチェック。
・マスクの着用、咳エチケット
基礎疾患を持っている、重症化リスクがある等、利用者の状況によりマスクを着用する。
感染症を他者にうつさないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って口や鼻をおさえる。
対面で人と人との距離が近いときは、咳エチケットを心がける。
※マスクの正しいつけ方
・マスクを鼻にすき間なくフィットさせ、しっかりと着用する。
・品質の確かな、できれば不織布を着用する。